廣川政樹 作品
自己愛の變形
Narcissism
Ⅰ
作品解説
他者は自分の鏡であり、自分は他者の鏡です。自分が相手に抱いている感情は、相手が自分に対し抱いている感情であり、人間は無意識下で鋭敏にそれらを感じ取っています。あらゆるコミュニケーションの在り方が、この鏡の法則の上に成り立っているとするならば、他者を愛することは即ち、自己愛の變形であると言えるかもしれません。他者を愛するにはまず自分自身を愛し、愛せない自分自身をも赦さなければならず、その苦悩の果てにある愛こそが、全ての人々に与えられたギフトなのです。私たちは皆、生まれながらに全知の存在であったのですから。
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