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静寂に凍る光 / 廣川政樹 — 2020

廣川政樹 作品

静寂に凍る光

Astaroth

Sep 2020 ・ Photo collage ・ Digital media ・ 41 x 57 cm (Height x Width)

作品解説

この作品を制作した当時は、感染症により街中の店舗が次々と入れ替わり、または廃屋となって行きました。静かに変わり行く街、寂れて行く街を歩きながら私はこの作品を構想し、黙々と制作していたのを憶えています。ただ一つ言えることは、この作品の人物の目から感じ取れるのは、哀しさや寂しさなどのネガティブな感情ではなく、永劫不変の強さであるということです。

人の心には自己防衛本能があり、変化というものをとにかく拒み、ストレスとして認識します。しかし私にとってそれらの変化は良き兆しであるとしか感じ取れず、世界が痛みと共により高い次元へ上昇するプロセスにあるという確信がありました。そのような時は元の世界へ戻りたいという願望も同時に働くものですが、私は人間の適応力と逞しさを尊く思っています。現在も困難な世界情勢下ではありますが、より良い世界へ移行する時は、上昇と下降を繰り返しながら少しずつ昇って行くものです。どうか後ろへ押し戻す力に負けず、新しい世界へ歩みを進めて行っていただきたい、そのような気持ちがこの作品に込められています。私は人間の持つ強さと、平和で祝福に溢れた未来の到来を信じています。

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