廣川政樹 作品
夢想花
Dreaming
Ⅰ
作品解説
夢の間は少しだけあの世にお邪魔しているのだと聞いたことがあります。現実には時間と空間の概念がありますが、夢にはそれらの概念はありません。謂わば夢の世界が宇宙の正しい姿であり、荘子の『胡蝶の夢』の説話が思い出されます。また、近代科学には宇宙は思考から生まれたという説があります。私達が現実であると認識しているこの空間は、非常に曖昧な要素の上に成り立っており、現実と非現実の境界は極めて薄いと言えるでしょう。しかし常識と非常識の境目を常に意識しながら、双方の均衡を保つことが大切なのかもしれません。
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